抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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酸母仕込における前日水こうじを行なう仕込法の安全性を向上させる目的で水こうじ中のpHの推移,酸母・細菌の動向およびこうじ・固形酸母に由来する細菌の増殖を阻止するためのpHを調べた.現場の仕込の1/25000(総米360g)のモデル仕込で測定した結果,乳酸添加量0.3~0.45%(W/W)で水こうじの開始時のpHは2.8~2.7であり以後6~10時間目まで徐々に上昇(pH3.5~3.2)後,酸母の増殖とともにふたたび低下(pH3.4~3.1)した.その間15°C,20時間後までに酵母数は約3倍となり,pH2.8~3.5の範囲では純粋性もよい.水こうじ中に出現する細菌は乳酸でpH3,1~3.2以下にすればその生育を抑制することができる.以上の結果より水こうじ中のpHは3.0~3.2位に保持すべきであることがわかった:参2