抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アゾジカルボンアミドの緩慢分解を生じる180~195°Cの温度領域において固相分解を行ない,分解機構を考察.DTA,TG法により熱特性を調べ,分解生成物をGC,IRなどにより同定した.分解主生成物はN
2,CO,ビウレア,イソシアヌル酸であり,微量生成物としてイソシアン酸,シアン酸,NH
3,シアン酸アンモニウム,シアメリドを同定.分解速度を測定し,活性化エネルギーとして第一段の分解に31.6,第二段の分解に38.4kcal/molを得た.分解機溝を考察し,これの熱分解は分子内の分解による安定な一次生成物以外に,生成ラジカルと原試料の反応,生成物の再反応による複雑な反応であることを示した:参28