抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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台湾産の緑熟バナナを6°C,湿度85~95%に13日間貯蔵したのち20°Cにおいた低温障害果と,緑熟健全果を20°Cで貯蔵し追熟したものについて,比較した.6°C貯蔵のものは,緑熟果よりも糖原性アミノ酸が減少し,アスパラギン酸とグルタミン酸はやや増加,これらのアミドは減少する.これを20°Cに戻して6日後には,糖原性アミノ酸はすべて増加し,アスパラギシ,グルタミンの増加が著しい.低温障害果には,オキサル酢酸,α-ケトグルタル酸が多い.見かけのグルタミン酸デヒドロゲナーゼ活性は障害果は健全果ほど増加しない.
14C-アスパラギン酸,
14C-グルタミン酸の糖への取込みは障害果のほうが大きい.PEP-カルボキシキナーゼの活性は,貯蔵期間中に,障害果のほうが著しく高くなることがある.低温貯蔵後20°Cに保って6日目にはさらに高まる:参9