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J-GLOBAL ID:201602006767520781   整理番号:70A0373077

ジョサマイシンに関する細菌学的研究

著者 (1件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 843-851  発行年: 1970年 
JST資料番号: G0710A  ISSN: 0032-6313  CODEN: JIBIA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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本邦産の新マクロライド系抗生物質JMのin vivoおよびin vitroでの細菌学的検討を行ない次の結果を得た.(1)抗菌スペクトルラム:寒天平板希釈法でグラム陽性球菌に抗菌スペクトラムを認めた.(2)病巣由来菌の抗菌力:中耳炎耳ろう分離のコアグラーゼ陽性ぷどう球菌は,6.25~≧lOOmcg/mιと≦0.19~3.13mcg/mιとの2峰性の感受性分布をとり,1.56mcg/mιにMICのピークが見られ,エリスロマイシン(EM)よりやや劣るが,スピラマイシン(SPM),ロイコマイシン(LM),オレアソドマイシン(OM)より抗菌力は強かった.溶血性連鎖球菌,肺炎球菌には0.78mcg/mι以下の低いMICを示したが,緑のう菌,変形菌,大陽菌,クレブシェラ,アエロバクターなどには1OOmcg/mιで発育阻止が不可能であった.(3)交差耐性:ぶどう球菌80株で,JMと他マクロライド系のSPM,LM,OM,EMおよびリソコマイシンなどと交差耐性を示した.その他JMはぶどう球菌感染症に対してすぐれた治療効果を示した:参6
引用文献 (6件):
  • 1) Osono, T., et al: A New Antibiotic, Josamycin. I. Isolation and Physico-chemical characteristics J. Antibiotics, Ser. A. 20: 174-100, 1969.
  • 2) 大薗卓, 他: ジョサマイシンの研究, III細菌学的研究, J. Antibiotics Ser. B. 22: 173-177, 1969.
  • 3) 三橋進: ジョサマィシンに関する基礎的研究, Chemotherapy 17: 4; 721-731, 1969.
  • 4) 福島孝吉・岩沢武彦: シンポジウム・「ジョサマイシン」, Chemotherapy 17: 1; 21-28, 1969.
  • 5) 岩沢武彦・他: Josamycinに関する臨床的ならびに実験的研究, Chemotherapy 17: 4; 721-731, 1969.
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