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J-GLOBAL ID:201602008808851561   整理番号:65A0237217

γ線照射における溶媒化電子,凍結溶液

Solvatisierte Elektronen in rbestrahlten eingefrorenen Lesungen.
著者 (1件):
資料名:
ページ: 1-101-77  発行年: 1964年 
JST資料番号: Z0000A  資料種別: 不明
記事区分: 原著論文  発行国: その他 (ZZZ) 
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水あるいは水溶液のγ線分解に際して生じた自由電子が水和したhydratisierter Elektronを光学的および常磁性で検討して,この水和電子の示す還元ラジカル種としての性質を直接証明しようとした.77<sup>°K</sup> に凍結したアルカリ性水溶液はγ線照射により灰色に着色し,g=2.0014±0.0005のESR-重シグナルを示す.分光吸収の<sup>〓</sup>4max=585mμの位置およびESRシグナルの形は用いたアルカリ水酸化物の種類に無関係で,常磁性中心の濃度は吸収線量に比例する.また<sup>〓</sup>maxの位置は溶媒の種類には関係しない.光吸収,ESRシグナルは融点以下の温度で既に減少し,その経時変化は凝一次単分子反応に対応する挙動を示す.高濃度の電子受容体(>10<sup>-2</sup>m/l)の添加により,アルカリ性凍結水溶液のγ線による着色は妨害され,クロル酢酸添加によりカルポキシチメル基を生成する.添加物濃度が低い場合には(<10<sup>-3</sup>m/l),先づ灰色着色が起り,カルポキシメチル基がつくられると着色は消失する.ESRシグナル,灰色着色はアルカリ蒸着,77<sup>°K</sup> におけるアルコールについても認められる.これらの結果は凍結溶液のγ線分解において溶媒化電子が生成することを示すもので,放射線化学にIおいても,生成した水和電子が規則配列をもつ低温水分子の凍結溶液に捕捉されることを支持している.この結論はアルカリの種類によって水和電子<sup>〓</sup>maxが変化しないこと,アルコール中においては低温において放射線によってつくられた電子の溶媒化に,アルカリ水酸化物を必要としないことからも確かめられた;図23表5参94(藤堂尚之)
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