抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
昭和44年10月~45年6月に京都市内で購入した14社16種のカレールウ,インスタントカレーおよびカレー粉の色素について調査した.呈色試薬による定性反応では16種全部がクルクミン標準液,抽出クルクミンとまったく同じ呈色反応を示し,食用色素を添加しても反応の変化はなかった.薄層クロマトグラフィーにより検体の色素成分はクルクミン(ジフェルロイルメタン)を主成分とするクルクミノイド(かオキシーシンナモイルーフェルロイルーメタン,p,p′-ジオキシージシンナモイルーメタンなど)である.しかし,2社2種についてはこれ以外に水溶性食用タール色素が検出された.そのうちの1種には食用赤色102号と食用黄色5号の存在が確認されたがほかの1種については微量のため同定できなかった.油溶性タール色素はどの試料からも検出されなかった:参5