抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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溶接ふん囲気調整装置を用い,オーステナイトステンレス鋼を窒素および窒素を含む各種混合ガスふん囲気中で溶接し,溶接金属の窒素含量および気孔の発生状態などを観察.1atmの窒素ふん囲気中て溶接したとき,溶接電流が高くなると窒素含量は減少する.空気ふん囲気中ではアーク電圧が高くなると窒素含量は高くなり,電流が高くなると窒素含量は減少する.気孔は1atm窒素ふん囲気中では低電流,高電圧の場合を除いて,殆んど認められない.空気中では多数発生する.P<sub>N2</sub>≦1atmふん囲気においてP<sub>N2</sub>-0.066atm付近の減圧下で窒素の異常吸収が認められる.Pair≦1atmの場合でも低圧ふん囲気で著しく多量の窒素を吸収する.P<sub>N2</sub>+P<sub>A<sub>=1atmふん囲気において窒素の溶解はSievertsの法則に従う.P<sub>N2</sub>+P<sub>o2</sub>=1atmふん囲気でN量は高く,ふん囲気中の酸素の共存はN量を著しく増加させることを明らかにした.P<sub>N2</sub>+PC<sub>O2</sub>=1atmふん囲気の場合はN<sub>2</sub>-O<sub>2</sub>より低いがN量を増加させる.P<sub>N2</sub>+P<sub>H2</sub>=1atmふん囲気でP<sub>N2</sub>の増加に従い,N量は徐々に増加する.N<sub>2</sub>の増加と共に気孔は多くなる.