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J-GLOBAL ID:201602009963068322   整理番号:66A0318168

ステンレス鋼溶接金属の窒素含量および気孔

著者 (3件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 330-338  発行年: 1966年 
JST資料番号: G0090A  ISSN: 0021-4787  CODEN: YOGAA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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溶接ふん囲気調整装置を用い,オーステナイトステンレス鋼を窒素および窒素を含む各種混合ガスふん囲気中で溶接し,溶接金属の窒素含量および気孔の発生状態などを観察.1atmの窒素ふん囲気中て溶接したとき,溶接電流が高くなると窒素含量は減少する.空気ふん囲気中ではアーク電圧が高くなると窒素含量は高くなり,電流が高くなると窒素含量は減少する.気孔は1atm窒素ふん囲気中では低電流,高電圧の場合を除いて,殆んど認められない.空気中では多数発生する.P<sub>N2</sub>≦1atmふん囲気においてP<sub>N2</sub>-0.066atm付近の減圧下で窒素の異常吸収が認められる.Pair≦1atmの場合でも低圧ふん囲気で著しく多量の窒素を吸収する.P<sub>N2</sub>+P<sub>A<sub>=1atmふん囲気において窒素の溶解はSievertsの法則に従う.P<sub>N2</sub>+P<sub>o2</sub>=1atmふん囲気でN量は高く,ふん囲気中の酸素の共存はN量を著しく増加させることを明らかにした.P<sub>N2</sub>+PC<sub>O2</sub>=1atmふん囲気の場合はN<sub>2</sub>-O<sub>2</sub>より低いがN量を増加させる.P<sub>N2</sub>+P<sub>H2</sub>=1atmふん囲気でP<sub>N2</sub>の増加に従い,N量は徐々に増加する.N<sub>2</sub>の増加と共に気孔は多くなる.
引用文献 (7件):
  • 1) 小林卓郎,桑名武,菊地靖志,"軟鋼溶接金属の窒素含量および気孔",溶接学会誌,
  • 2) 井樋田睦,"稀酸不溶解の窒化物を含む低合金鋼,ステンレス鋼,フエロクロムおよび銑鉄の窒素定量法について",鉄と鋼,Vol.46(1960),No.3,430s-431s.
  • 3) J.C. Humbert & J.F. Elliott, "The Solubility of Nitrogen in Liquid Fe-Cr-Ni Alloys", Trans. Met. Soc., Amer. Inst. Min., Met. & Pet. Eng., Vol. 218 (1960), No. 12, 1076s-1087s.
  • 4) C. Wagner, Thermodynamics of Alloys", (1952) Addison-Wesley Press, Inc. 51s-53s.
  • 5) J. Chipman, "Atomic Interaction in Molten Alloy Steels", J. Iron & Steel Inst. (U.K.), Vol. 180 (1955), No. 6, 97s-106s.
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