抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ホルマリン硬膜したピラゾロン型カプラーを含有するハロゲン化銀乳剤を,p-フェニレンジアミン系現像主薬による発色現像する際に生ずる,黄色色素(I)の副成に起因する色純度の低下の原因を知ることを目的として,Iを構造決定すると同時に生成機構について考察.〓Iはカプラーとホマルリンが反応した非けい光性黄色色素とは異なり,カプラー,現像主薬のいずれによっても性質が変化することをTLC結果から確認し,Iは上図の構造であることを推定した.ここでR
1はアシルアミド基,R
2は水素またはメチル基,R
3はエチル基.R
4はエチル基,β-オキンエチル基,またはβ-メタンスルホンアミドエチル基を表わす.Iはピラゾロンカプラーとアルデヒドの反応物:4-メチロールピラゾロンのメチロール基が現像主薬の酸化物に酸化されアルデヒド基となり,これと現像主薬のアミノ基とが縮合反応したものと推定される:参9