抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「当帰」の漢方文献的考察から,市販当帰水性エキスを用い,鎮痛作用,抗炎症作用を検討した.writhing抑制作用,血管透過性抑制作用とも当帰水性エキス投与後酢酸投与までの時間を40分とした時最大効果を示す.writhing抑制作用はアセチルサリチル酸ナトリウムと比し強い作用を示し,漢方処方中の当帰の用量が十分作用を発現する量であることを示している.writhing抑制作用および血管透過性抑制成分はそれぞれ相異すると思われるが協力作用を起す成分の存在が推定された.また当帰水性エキス中にはwrithing抑制作用にきっ抗し,血管透過性をこう進する物質の共存が推定された.本エキスの毒性は極めて低く,経口投与では毒性が認められない:参16