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J-GLOBAL ID：201602011778144963   整理番号：72A0296652

大館地域の黒鉱型鉱床周辺の粘土変質帝と沸石変質帯の地質学的関係

著者 (1件)： 飯島東 (東京大・理)
資料名： 鉱山地質  (Mining Geology)
巻： 22  号： 111  ページ： 1-19  発行年： 1972年 
JST資料番号： G0131A  ISSN： 0026-5209  CODEN： KOZCA   資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大館地域では中部中新世の海底で噴気活動によって形成された黒鉱鉱床(Pb-Zn-Cu sulphide ore)の周辺にある同時生成の酸性凝灰岩中に典型的な粘土質および沸石質の変質帝が発達している。鉱床は上方および側方がモンモリ,ロン石に変化している絹雲母一緑泥石帝によって囲まれている。これらの変質帯は海底下において酸性凝灰岩と凝灰質層との反応によって形成されたもので,そのうち沸石変質帝は鉱床を離れて遠くまで及び,斜プチロル沸石-モルデン沸石帝と方沸石-方解石帝に分けられる。方沸石-方解石帯は粘土変質帝から移動したNa,Caに富む溶液を受けて酸性凝灰岩から形成されたものである;写図11表8参23

シソーラス用語： X線回折 ,  モンモリロナイト ,  化学組成 ,  化学分析 ,  凝灰岩 ,  鉱物共生関係 ,  黒鉱鉱床 ,  自生鉱物 ,  水素イオン濃度 ,  粘土化作用 ,  沸石 ,  沸石化作用 ,  変質帯
準シソーラス用語： EPMA分析

引用文献 (23件)：

• BENCE, A. E. and ALBEE, A. L. (1968) : Empirical correction factors for the electron microanalysis of silicates and oxides. J. Geol., 76, 382-403.
• FETH, J. H., ROBERSON, C. E. and POLZER, W. L. (1964) : Sources of mineral constituents in water from granitic rocks, Sierra Nevada, California and Nevada. U. S. Geol. Survey Water-supply Paper 1535-I, 1-170.
• 藤岡一男・吉川輝四(1969):秋田油田における凝灰岩の沸石化について.石油技術協会誌,34, 145-154.
• GRIM, R.E. (1953) : Clay Mineralogy. McGraw-Hill, N. Y., 1-384.
• HAY, R.L. (1966) : Zeolites and zeolitic reactions in sedimentary rocks. Geol. Soc. Amer. Special Papers No.85, 1-130.

タイトルに関連する用語 (10件)： 大館 ,  地域 ,  黒鉱 ,  鉱床 ,  周辺 ,  粘土 ,  変質 ,  沸石 ,  変質帯 ,  地質学