抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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食品照射に伴う風味の劣化に関連して,S-アルキル置換のスルホキシドアミノ酸の無酸素水溶液におけるγ線照射を研究した。その結果,S-n-プロピルーL一システインスルホキシド(PCSO)の分解主生成物は,アラニン,システイン酸,ジプロピルジスルフィドであり,またS-アリルーL-システインスルホキシド(ACSO)からは,S一アリルーL-システイン,シスチン,システイン酸が生成した。。ACSO中のスルホキシドは,PCSOのものより容易に還元され,相当するスルフィドになる。また,ACSOのいおうとアラニンのβ炭素との結合は,PCSOの場合より解裂しにくい。このようにPCSOとACSOの間にみられる分解生成物とそれらの収量における差異から,放射線分解がアルキル基の構造の違いに大きく影響される事がわかった。照射中,N
2OまたはKBrの添加による効果から分解過程におけるe〓およびOHラジカルの役割を明らかにした(著者)