抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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利根川はかって東京湾にそそいでいたが,江戸時代に台地を開削して鬼怒川の下流に接続させられた。利根川中流部の平野は古東京湾の陸化した部分にあたり,下流部平野は香取海の陸化した部分にあたる。このため,両流域の平野では地形発達と洪水はんらん形態に以下のような著しい差がみられる。1)両流域の平野は沖積世の海進期には海面下にあり,泥炭のたい積するような静水域にあった。2)中流域は関東構造盆地の中心にあるため,たい積量(最大11m)大であるが,下流域は小さい(4.6m)。3)中流域での洪水は本川より周辺部にあふれる型となるが,下流域では平野一面に広がる型となる;写図10表1参9