抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
水道法による遊離塩素の水道水中の含有量は0.1PPm以上であると定められているが,この消化酵素に対する影響を調べるモデル実験として,in vitroで市販の結晶酵素に対する遊離塩素の影響を研究した.その結果,飲用した場合に水に触れる機会が多いと考えら移る消化酵素に対し,ほぼ0.1ppm以上の遊離塩素で阻害が認められた.ヒト赤血球の実験では,0.1ppmより阻害が起こった.実験に用いた加水分解醇素はそれぞれ関与しているアミノ酸残基よ異なっているが,遊離塩素のそれぞれの酵素の失活に有効な濃度は特に大きな差異は見出されなかった.これに対しアルコールデヒドロゲナーゼはSH酵素で,加水分解酵素に比し遊離塩素にやや鋭敏であった.しかし実際に水道水を飲用し,酵素と遊離塩素が接触した際,どのようなことがどんな濃度でおこるかの知見を得てらくことが意義の大きいことでおろう:参13