文献
J-GLOBAL ID:201602014473946945   整理番号:63A0212857

リンゴジャムにおけるゲル化のセット(凝結)

著者 (2件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 283-288  発行年: 1963年 
JST資料番号: F0895A  ISSN: 0029-0394  CODEN: NSKGAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
水飴(水分15%,直糖40,50%,pH4.5~4.8)とリンゴパルプを用いて,加糖率80~85%,可溶性固形物65%,pH3.65に調製したジャムを5号,3,9,18l罐に充填した.ゲル強度の測定はDelaware型ジェリーテスターによった.80~83°Cで充填したジャムを急冷かっ0~4°Cに保冷したときはゲルの形成が阻止され,20~22°Cに保温したときはゲルのセットは最良であった.大きさのちがった容器に同一品質のジャムを充填しても冷却速度が異なるので,高熱によるペクチンの解重合によってゲル強度の低下を生じ,水冷の場合は全ゲル強度は高くて,表面と中心部のゲル強度の差は大きく,放冷の場合は全ゲル強度は低くて,表面と中心部のゲル強度の差は小さくなった.62.5~94°Cでジャムを充填した場合,温度の高いほど冷却時間は長く,全ゲル強度の低下とともに表面と中心部のゲル強度の差が大きくなった.
引用文献 (4件):
  • 1) G.W.スコットプレヤー:二国二郎,伊勢村寿三共訳,新食品学,第1版,(朝倉書店),p. 194 (1956).
  • 2) 三浦洋・久保進:食品工業,3, (7), 58 (1960).
  • 3) Hand Book of Manufacturers of Jams, Mamalade and Jelly. (The Copenhagen Pectin Factory, Ltd.), p. 35(年次不詳).
  • 4) DOESBURG, J.J. and GREVERS, G.: Food Research, 25, (5), 634 (1960).
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る