抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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天然黒鉛を原料としてStaudenmaive法により酸化黒鉛を製造し,それを加熱処理することによって得られたカーボンフィルムについてX線回折を行なった.その結果,(1)処理温度にたいする面間隔の値は一般の易黒鉛化性炭素類と比較してかなり小さい.(2)面間隔の小さいわりには,三次元規則構造が認められず,かなり高温まで乱層構造を有していると思われる.(3)面間隔にたいするC軸方向の結晶子の大きさは易黒鉛化性炭素類のそれと比較してかなり小さい.(4)C軸方向の真の結晶子の大きさは300~500Åとほぼ一定であり,加熱処理により,主として結晶子の成長よりも格子歪の除去がなされていると推定できる:参14