抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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分光光度計により求めることが困難であったリンゴ果汁の吸収スペクトルを褐変と関連して測定した.市販リンゴ(紅玉または国光)を剥皮し,水を加えて摩砕し吸引ろ過ないし遠心分離し(氷冷し,すばやく),調製した果汁を0,30,60,120分室温放置後,島津マルチパーパス自記分光光度計MPS-50型で測定した.可視スペクトルでは425~430mμ,450~455mμ,480~490mμに小ピークが観察され,褐変にともなって吸収レベルが上昇する(380mμで最大)とともにスペクトルは平滑化する.紫外部では278~280mμおよび245mμに極大,260mμに極小が観察され,この場合も褐変とともにスペクトルは平滑化し,吸光度上昇は255~260mμで最大,280mμで極小である.Na
2SO
4やシステインなどの褐変防止剤の添加によって,可視,紫外線スペクトルの変動は抑制される:参16