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J-GLOBAL ID:201602021055422243   整理番号:64A0262789

ムラミダーゼ(リゾチーム)の構造(VI)ムラミダーゼに及ぼすアミド誘導体の影響およびムラミダーゼ分子の内部構造

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資料名:
巻: 55  号:ページ: 388-393  発行年: 1964年 
JST資料番号: F0286A  ISSN: 0021-924X  CODEN: JOBIAO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ムラミダーゼに及ぼすホルムアミド,アセトアミド,ジメチルアセトアミド,1・3-ジメチル尿素,テトラメチル尿素の影響を旋光分散の測定より調べた.ホルムアルデヒドは,尿素,塩酸グアニジンと同様,ムラミダーゼ分子を不規則な立体配置にさせる.ジメチルアセトアミド,テトラメチル尿素はムラミダーゼ分子をParallel-β構造に変化するこれまでの研究から,ムラミダーゼ分子はα-ヘリックスと溶媒に接し得ないInternal foldからできており,このInternal foldには,(1)2個のトリプトファン,(2)1個のチロシン,(3)3個のカルボキシル基が存在し,(4)リジンは含まれない.JollisやCanfieldによって決定されたムラミダーゼの一次構造のN末端から50~95番目の間にこれら4つの条件をみたす領域が存在する.しかもこの領域にはセリン,トレオニンの大部分とプロリンのすべてが含まれる.ポリ-O-アセチル-L-セリン,ポリ-O-アセチル-L-スレオニンおよびγ-グロブリンのCross-β構造やこれらの構造の溶媒による変化などを老えると,上の4つの条件をみたす50~95のInternal foldはCross-β構造を持つものと推定される.
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