抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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有機チタン化合物を塗料用水溶樹脂の架橋剤として応用し,その架橋効果を調べることを目的として実験をした.水溶性樹脂に対し所定量の有機チタン化合物を加えたものをフィルムにし焼付け,耐溶剤性から架橋効果を調べた結果,1)有機チタン化合物に対応する樹脂中の官能基としてはCOOH基,OH基が好結果を示した.2)有機チタン化合物の種類ではdiisop-ropoxy titanium bis acetylacetoneが好結果を示した.3)水溶性メラミン樹脂を架橋剤として使用した焼付塗膜と比較した結果,低温焼付け時では有機チタン化合物の方が耐水,耐塩水噴霧性がすぐれ,水溶性焼付塗料の低温焼付乾燥化の可能性を示している.高温焼付けではメラミン樹脂を架橋剤として使用した方がすぐれ,また両者の併用がさらに良好な結果を示した.