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J-GLOBAL ID：201602200672522826   整理番号：16A0044625

未来の「水素社会」を支える最新の技術開発動向 1 光触媒による太陽光水素製造

著者 (1件)： 阿部竜 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 化学と工業  (Chemistry & Chemical Industry)
巻： 69  号： 1  ページ： 012-014  発行年： 2016年01月01日 
JST資料番号： F0107A  ISSN： 0022-7684  CODEN： KAKTAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 無尽蔵の太陽光エネルギーを利用し,水から直接「水素」を高効率かつ低コストで製造できる技術を確立できれば,未来の「水素社会」実現への大きなブレークスルーとなる。「光触媒及び光電極を用いた水の分解」は,そのような革新技術の1つとして期待され,我が国を中心に長らく続けられてきたが,この10年ほどの間に再び熱い注目を集め,世界中で研究開発競争が激化している。しかし,「効率の向上」や「水素と酸素の分離生成」など,実用化に向けて解決すべき大きな課題はいまだ多い。本稿では,光触媒及び光電極による水分解の「研究の歴史」「実用化への課題」「今後の展望」について簡単に解説したい。

シソーラス用語： *未来 ,  *社会 ,  *技術開発 ,  *研究開発 ,  *光触媒 ,  *太陽光 ,  *生産 ,  *製造 ,  太陽エネルギー ,  水 ,  水素 ,  効率 ,  原価 ,  光電極 ,  分解反応 ,  酸素 ,  歴史 ,  実用化 ,  問題 ,  レビュー
準シソーラス用語： *水素社会 ,  *開発動向 ,  *水素製造 ,  太陽光エネルギー ,  高効率 ,  低コスト ,  水分解 ,  課題 ,  展望

分類 (3件)： 太陽エネルギー利用機器  (QE05020H) ,  反応操作(単位反応)  (XE01040I) ,  光化学一般  (CB08010U)

引用文献 (12件)：

• a) A. Fujishima, K. Honda, Nature 1972, 238, 37; b) 藤嶋 昭,本多健一,菊池真一, 工業化学雑誌 1969, 72, 108.
• K. Domen, K. Tamaru, et al., Chem. Phys. Lett. 1982, 92, 433.
• R. Abe, J. Photochem. Photobiol. C Photochem. Rev. 2010, 11, 179.
• a) K. Maeda, K. Domen, et al., Nature 2006, 440, 295; b) C. Pan, T. Takata, K. Domen, et al., Angew. Chem. Int. Ed. 2015, 54, 2955; c) A. Kudo, et al., Chem. Commun. 2014, 50, 2543.
• K. Sayama, R. Abe, et al., Chem. Commun. 2001, 2416.

タイトルに関連する用語 (6件)： 未来 ,  水素社会 ,  技術開発動向 ,  光触媒 ,  太陽光 ,  水素製造