抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東京学芸大学環境教育センターでは大学生を対象として,学校や地域社会の環境教育実践現場のリーダーを養成する「環境教育リーダー養成講座」を開講した。ここでは講座のプログラムと運営について報告した。本講座は(1)自然体験,環境保全活動などの環境教育に関わる分野における体験を通して学びを深める,(2)学生が主体で小中学校や生涯学習の教育現場で環境教育プログラムを企画・実践する,の2点であった。論文では最初に体験講座としての保全,まちづくり,自然観察,他のテーマを示した。次に学校授業支援テーマである田植え,稲刈り,うどん作り,生き物観察について述べるとともに,学校授業支援の主体者(環境境域センター職員,地域住民,学生)とテーマの関連について述べた。本講座の意義は学生が学んだ知識を体験講座で実践できる点である。また地域住民の支援者と触れ合うことにより,コーディネータの重要性についても学ぶことができる。本講座の対象は大学生と大学院生である。そのうちの80~90%は環境教育専攻である。本講座は地域の環境活動団体,学校支援団体,地域の学校,地域の行政と連携して進められている。各連携先との関係の構築,連携先のニーズの把握が本講座を進めている重要な要素になっている。これまでの成果を踏まえ,プログラムの質の向上,災害をテーマにした教育の企画が今後のテーマである。