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J-GLOBAL ID:201602201124582884   整理番号:16A0298963

改良沈着スキームと海洋拡散モデルに対する大気拡散するモデルの結合シミュレーションによる福島第一原子力発電所事故の大気放出の詳細なソースターム推定

Detailed source term estimation of the atmospheric release for the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station accident by coupling simulations of an atmospheric dispersion model with an improved deposition scheme and oceanic dispersion model
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巻: 15  号:ページ: 1029-1070 (WEB ONLY)  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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福島第一原子力発電所(FNPS1)事故時に大気中に放出された放射性核種の量及びそれらの大気および海洋拡散の経時変化は,環境影響及び公衆に対する放射線量を評価する上で不可欠である。本論文では,放射性核種の空気濃度や環境線量率を大気・海洋の輸送,拡散,及び沈着モデルによって計算した値と比較して放射性核種の放出率を計算する逆推定法を用いて,事故時の大気放出量の詳細を推定した。使用した大気および海洋モデルは,著者らが開発したWSPEEDI-II(Worldwide version of System for Prediction of Environmental Emergency Dose Information)とSEA-GEARN-FDM(有限差分海洋拡散モデル)である。放射性ヨウ素ガス(I2およびCH3I)及び他の粒子(CsI,Cs,およびTe)に対する混合相雲微物理(雲内の掃気)による乾燥および霧水の沈着,雲凝結核(CCN)活性化,及びその後の湿潤掃気を処理する洗練された沈着スキームを,WSPEEDI-IIに組み込み,表面沈着計算を改善した。この結果は,FNPS1事故による主な放射性核種の放出は,2011年3月の以下の期間に出現した事を明らかにした。1号機のウエットベントと水素爆発による3月12日の午後,2号機におけるSRV(安全弁)が3回開放された3月14日深夜,3月15日の朝と夜,及び3月16日の朝。シミュレーション結果によれば,FNPS1周辺の最高の放射能汚染地域は,降雨量,プルーム移動,及び放出率の経時変化間の複雑な相互作用によって,3月15~16日に形成された。新ソースタームを使ったWSPEEDI-IIによるシミュレーションは,全131Iと137Csの累積表面沈着の局所的・地域的パターン及び空中サーベイによって得た空気線量率を再現した。新ソースタームを,3つの大気拡散モデルMLDP0,HYSPLIT,及びNAMEを使用して,地域及び全球計算に対して試験し,計算結果は,東日本におけるセシウム137の観測した空気濃度と地表面沈着との良好な一致を示した。(翻訳著者抄録)
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環境の汚染及び防止 
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