抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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花きは鑑賞を目的として消費されるゆえ,嗜好品的な性格が強く,品目・品種数が膨大であるという特徴を有している。そのため,多種多様な品目を豊富に品揃えし,多数の小売店などへ迅速な分配を行い,需給と品質を反映した迅速かつ公正な価格形成を行うことができる卸売市場が非常に重要な役割を果たしており,青果物や水産物の市場経由率が大幅に低下しているなか,市場経由率が8割前後を維持し続けている品目である。しかしながら,消費の低迷から,地方都市では花き小売店の衰退が進んでおり,それに伴う小規模市場の廃止が危惧される。このような低迷から脱出し,花き産業の維持・発展を図るためには,卸売市場が新たな花き消費の喚起,産地指導や巡回集荷の充実,地場産地からの集荷の拡大を図り,地元の小売店と連携して販売力を強化していくことが重要である。