抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ボイラ設備の震害防止のために,震動源からの基礎または他の構造物への振動伝搬を防ぐ防振技術のメカニズムと東日本大震災での被害事例から必要とされる耐震機能について概説した。初めに,空気ばね,コイルスプリング,ゴム等のばね要素と何らかの減衰要素から構成される防振装置と,剛体として考慮されたボイラ設備からなる減衰1自由度振動系の解析モデルを用いて防振技術のメカニズムを説明した。ついで,防振機構を装備した設備機器が東日本大震災で受けたいくつかの代表的な被害事例を紹介した。さらに修正震度法と局部震度法の両手法による検討に基づいて,防振機構を装備したボイラ設備の今後の課題を提示した。