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J-GLOBAL ID：201602201609422788   整理番号：16A0109711

βアミロイドが誘引するアポトーシスに対抗しNGFが識別するPC12細胞をマスリン酸が保護した

Maslinic Acid Protected PC12 Cells Differentiated by Nerve Growth Factor against β-Amyloid-Induced Apoptosis

著者 (6件)： YANG Yu-wan (China Medical Univ., Taichung City, TWN) ,  YANG Yu-wan (China Medical Univ. Hospital, Taichung City, TWN) ,  TSAI Chia-wen (China Medical Univ., Taichung City, TWN) ,  MONG Mei-chin (Asia Univ., Taichung City, TWN) ,  YIN Mei-chin (China Medical Univ., Taichung City, TWN) ,  YIN Mei-chin (Asia Univ., Taichung City, TWN)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 63  号： 47  ページ： 10243-10249  発行年： 2015年12月02日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 世界中で最も一般的な進行性神経疾患症であるアルツハイマー症(AD)に,βアミロイドペプチド(Abeta)が非常に重要な役割を持つことが報告された。本研究では,NGFが識別するPC12細胞に,Abetaを使いアポトーシスを誘引した。さらにこの過程で,カラシナなどに含まれるマスリン酸(MA)が持つ保護作用が果たす役割を検証した。MAで前処理すると,Abetaが誘引する活性酸素種,TNFおよびインターロイキンが減少した。他方Abeta処理すると,特定の蛋白質発現遺伝子,蛋白質キナーゼおよびNFκBが増加した。これらの結果を総合するとMAは,Abetaが誘引する細胞毒性に抵抗する化合物で,将来AD患者に処方する薬物となる可能性を示した。

シソーラス用語： アミロイドβタンパク質 ,  アポトーシス ,  NGF【成長因子】 ,  PC12細胞 ,  *Alzheimer病 ,  ペプチド ,  保護作用 ,  活性酸素 ,  TNF【壊死因子】 ,  インターロイキン ,  タンパク質合成 ,  分子遺伝現象 ,  NFκB ,  細胞毒性 ,  *カラシナ
準シソーラス用語： βアミロイドペプチド ,  蛋白質発現

分類 (2件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  生薬一般  (GX06010Y)

物質索引 (1件)： マスリン酸

タイトルに関連する用語 (7件)： βアミロイド ,  誘引 ,  アポトーシス ,  NGF ,  識別 ,  PC12細胞 ,  マスリン酸