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J-GLOBAL ID:201602201698733430   整理番号:16A0371128

気候変動に対応した循環型食料生産等の確立のためのプロジェクト 第1編 農業分野における温暖化緩和技術の開発 第1章 農地及び草地におけるモニタリング・モデリングと全国評価 2 炭素・窒素統合循環モデルの構築

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号: 557  ページ: 58-64  発行年: 2016年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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(ア)農地土壌中の水・炭素・窒素動態予測モデルLEACHMを開発し,全国各地の有機物長期連用土壌等における長期観測データを用いて,モデル予測精度の妥当性を示した。(イ)農畜産業の盛んなH川流域にLEACHMを適用し,過去40年間の農業活動実態に基づくシミュレーションを実施した結果,化学肥料窒素を50%削減し,その分を堆肥で代替する代替シナリオにより,地下水流入NO3-N濃度が大幅に低減すると推定された。(ウ)高CO2によるCH4発生量の増加は,イネの光合成産物を基質とするCH4生成量の増加が主要因と考えられたが,CH4酸化量の減少も寄与している可能性が示唆された。タカナリはコシヒカリより有意にCH4発生量が低いが,その理由は,根圏の酸化還元状態など,光合成による基質供給以外の要因であると示唆された。(エ)気候変動は今世紀半ばのCH4排出量を今世紀始めに比べ約20%増加させるが,中干し延長によって気候変動の影響を相殺できると予測された。(著者抄録)
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分類 (4件):
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土壌化学  ,  施肥法・肥効  ,  生態系  ,  環境問題 
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