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J-GLOBAL ID:201602201700888242   整理番号:16A0106166

平成26年8月の広島県廿日市市において観測された降雨浸透と斜面の変形

Observed rain infiltration and shear deformation of granite soil slope in Hatsukaichi City, Hiroshima Prefecture in August, 2014
著者 (5件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 623-634 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U0044A  ISSN: 1880-6341  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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広島市周辺では,平成26年8月に台風12,11号や8月20日の豪雨等により,気象庁の観測所で8月の総雨量としては観測史上4番目に多い降雨を観測した。筆者らは,広島県廿日市市の自然斜面で降雨量,土壌水分吸引水頭,体積含水率,地下水位,斜面内のせん断変形および側方流を観測しているが,本報告では,平成26年8月の降雨条件下で得られた観測結果を報告するとともに,降雨強度や土壌水分状態の違いによる降雨浸透や斜面変形の比較を行った。この結果,降雨に伴う体積含水率の増加量は,降雨前の土壌が乾燥状態のほうが大きく,側方流量も体積含水率の増加量が大きい乾燥状態のほうが多いことが分かった。また,せん断変形も,土壌水分吸引水頭や体積含水率の変化が大きく変化する際に生じ,降雨前に土壌が乾燥状態である場合のほうが湿潤状態に比べて大きくなる。ただし,小規模降雨によるせん断変形は,降雨終了後の乾燥過程で戻る挙動を示すことも分かった。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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自然災害  ,  斜面安定,掘削変形 
引用文献 (22件):
  • 1) 例えば,海堀正博,石川芳治,里深好文,松村和樹,中谷加奈,長谷川祐治,松本直樹,高原晃宙,福塚康三郎,吉野弘祐,長野英次,福田真,中野陽子,島田徹,堀大一郎,西川友章:2014年8月20日に広島市で発生した集中豪雨に伴う土砂災害,砂防学会誌,Vol.67,No.4,pp.49-59,2014.
  • 2) 海堀正博,石川芳治,牛山素行,久保田哲也,平松晋也,藤田正治,三好岩生,山下祐一:1999年6月29日広島土砂災害に関する緊急調査報告書(速報),砂防学会誌,Vol.52,No.3,pp.34-43,1999.
  • 3) 例えば,土砂災害防止法研究会:土砂災害防止法解説 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律,大成出版社,2001.
  • 4) 官報号外第255号:土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正する法律(一〇九),pp.89-91,2015.
  • 5) 国土交通省河川局砂防部,気象庁予報部,国土交通省国土技術政策総合研究所:国土交通省河川局砂防部と気象庁予報部の連携による土砂災害警戒避難基準雨量の設定手法(案),2005.
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