抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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専門家の間では「地震予知」と「地震予測」とは別の意味で捉えられているが,一般人にとって両者はほぼ同義である。本稿では,過去の地震発生頻度からポアソン過程に基づいて将来の発生確率を求めるという「地震予測」の試みについて報告する。元にした観測データは気象庁の震度データベースであり,2001年~2010年,2012年~2014年のそれぞれの実績データに基づいて,各県ごとに90日間あるいは365日間での震度4以上の発生確率を求めた。得られた結果に対して適当な確率しきい値の設定により,赤・黄・青の色別警告表示を行った。実際に2015年中に発生した震度実績と比較したところ,適中率,予知率,安心率ともに妥当な結果が得られたことを確認した。