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J-GLOBAL ID：201602203712954766   整理番号：16A0292155

重粒子線による核反応断面積の研究

著者 (1件)： 福田光順 (大阪大)
資料名： NIRS-M (National Inst. of Radiological Sciences)  (NIRS-M (National Inst. of Radiological Sciences))
号： 277  ページ： 66-72  発行年： 2015年08月 
JST資料番号： Z0881A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： HIMACを線源とする重イオンビームを用いる核子当たり数10~数100MeVエネルギー領域における⁹Be,¹²C,²⁷Alなどの核反応断面積測定実験の10年間の成果について述べた。反応断面積と核子密度分布との関係の光学極限近似法(Glauber理論)による計算値は実験値より10~20%低かったが,核内核子のFermi運動効果と多重散乱効果を計算に取り入れ,良好な再現性を得た。核子,陽子,中性子の表面密度分布測定による核表面構造解析におけるこれら実験の寄与と,粒子識別のための高分解能イオンチェンバー,リングイメージングチェレンコフ検出器,全反射型チェレンコフ飛行時間検出器など測定機器開発現況を紹介した。

シソーラス用語： *重イオン照射 ,  医療機器 ,  イオン源 ,  炭素ビーム ,  *断面積 ,  Glauber理論 ,  多重散乱 ,  密度分布 ,  Cherenkov計数管 ,  電離箱 ,  *核反応 ,  照射装置
準シソーラス用語： HIMAC ,  *核反応断面積

分類 (1件)： 素粒子・核物理実験技術一般  (BE01010F)

引用文献 (14件)：

• M. Fukuda et al., Phys. Lett., B268, 339, 1991.
• M. Fukuda et al., Nucl. Phys. A, 656, 209, 1999.
• A. Ozawa et al., Nucl. Phys. A, 608, 63, 1996.
• M. Takechi, M. Fukuda, M. Mihara, et al., Phys. Rev. C79, 061601(R), 2009.
• G.D. Alkhazov et al., Phys. Rev. Lett. 78 (1997) 2313-2316; G.D. Alkhazov et al., Nucl. Phys. A712, 269, 2002.

タイトルに関連する用語 (3件)： 重粒子線 ,  核反応断面積 ,  研究