カオスベース階層ネットワーク制御のパケットレベルネットワークシミュレーションを利用した証明テスト

SAKUMOTO Yusuke; TAKANO Chisa; AIDA Masaki; MURATA Masayuki

文献

J-GLOBAL ID：201602203774547148 整理番号：16A0215981

カオスベース階層ネットワーク制御のパケットレベルネットワークシミュレーションを利用した証明テスト

Proof Test of Chaos-Based Hierarchical Network Control Using Packet-Level Network Simulation

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資料名：
巻： E99.B 号： 2 ページ： 402-411 (J-STAGE) 発行年： 2016年
JST資料番号： U0467A ISSN： 1745-1345 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

計算機網は,高度な制御機構を使用してユーザ間の公平な資源割当てを,効率的な資源利用と併せて実現する必要がある。ネットワークにおいて公平資源割当ての実現を成功させるには,誰かが公平性を考慮して各ユーザの振舞いを制御しなければならない。効率的な資源利用率を実現するには,誰かが効率を考慮して全ユーザの振舞いを制御しなければならない。同時に異なる粒度で両制御目標を実現するには,微視的制御(すなわち,公平性の制御)と巨視的制御(すなわち,効率の制御)を組合せた階層ネットワーク制御機構が必要である。既発表の研究で,Aidaはカオスベース階層ネットワーク制御の概念を提案した。次に,このカオスベース概念の応用として,Aidaは結合緩和発振器のカオスをベースとする階層的伝送速度制御の基本フレームワークを設計した。カオスベース概念の実現を明確化するには,実ネットワークで動作するように十分詳細にカオスベース階層的伝送速度制御を仕様記述し,これが意図通りに動作することの確認が必要である。本研究では,一般的なネットワークシミュレータns-2においてカオスベース階層的伝送速度制御を実装し,その動作を実験により確認する。その結果は,カオスベース概念の実現がTCP/IPネットワークにおいて成功することを証明する。(翻訳著者抄録)

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計算機網

引用文献 (25件)：

[1] M. Aida, “Concept of chaos-based hierarchical network control and its application to transmission rate control,” IEICE Trans. Commun., vol.E98-B, no.1, pp.135-144, Jan. 2015.
[2] K. Ito, Y. Oono, H. Yamazaki, and K. Hirakawa, “Chaotic behavior in great earthquakes - coupled relaxation oscillator model, billiard model and electronic circuit model - ,” J. Phys. Soc. Jpn., vol.49, no.1, pp.43-52, July 1980.
[3] L. Qiu, Y. Zhang, and S. Keshav, “On individual and aggregate TCP performance,” Proc. Seventh International Conference on Network Protocols, pp.203-212, 1999.
[4] J. Gettys and K. Nichols, “Bufferbloat: Dark buffers in the Internet,” Commun. ACM, vol.55, no.1, pp.57-65, Jan. 2012.
[5] “The network simulator - ns-2,” available at http://www.isi.edu/nsnam/ns/

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