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J-GLOBAL ID:201602203977849948   整理番号:16A0172580

カルシウムはヒ素取り込みを低減させ,抗酸化防御およびグリオキサラーゼ系,およびストレスマーカーを変調することによりイネ実生のヒ素毒性を軽減する

Calcium Mitigates Arsenic Toxicity in Rice Seedlings by Reducing Arsenic Uptake and Modulating the Antioxidant Defense and Glyoxalase Systems and Stress Markers
著者 (8件):
資料名:
巻: 2015  号: Biotechnology  ページ: 340812 (WEB ONLY)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U7008A  ISSN: 2314-6133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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水耕法で成長させたイネ実生に対する外因性(Ca)の作用について,抗酸化およびグリオキサラーゼ系を調べることにより,ヒ素(As)ストレス下で研究した。14日齢のイネ(Oryza sativa L.cv.BRRI dhan29)実生を0.5および1mM Na2HAsO4単独および10mM CaCl2(Ca)との組合せに5日間,暴露した。どちらのレベルのAsもイネ実生における成長阻害,白化,葉RWCの低下,およびAs蓄積の増加を引き起こした。成長培地におけるどちらの用量のAsも,抗酸化防御およびグリオキサラーゼ系を破壊することにより,活性酸素種(ROS)の過剰産生を介する酸化ストレスを誘発した。両方のレベルのAsと併せたCaの外因的適用は有意にAs蓄積を低下させ,植物の成長と水消失を回復させた。As暴露したイネ実生へのカルシウム補充は,Asのみに暴露したイネ実生に比べ,ROS産生を低下させ,アスコルビン酸(AsA)含量を増加させるとともに,モノデヒドロアスコルビン酸レダクターゼ(MDHAR),デヒドロアスコルビン酸レダクターゼ(DHAR),カタラーゼ(CAT),グルタチオンペルオキシダーゼ(GPX),スーパーオキシドジスムターゼ(SOD),グリオキサラーゼI(Gly I)およびグリオキサラーゼII(Gly II)酵素の活性を増加させた。これらの結果から,Ca補充は,As取り込みの低減,抗酸化防御およびグリオキサラーゼ系の増強,さらには成長および生理的条件の改善により,As誘発性酸化ストレスに対するイネ実生の耐性を改善することが示唆される。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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植物生理学一般  ,  稲作  ,  植物の生理的障害一般 
物質索引 (1件):
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