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J-GLOBAL ID:201602204184747938   整理番号:16A0309042

食品廃棄物のメタン発酵-油前処理の有効性評価-

著者 (5件):
資料名:
号:ページ: 7-11  発行年: 2016年03月 
JST資料番号: G0604B  ISSN: 1883-2350  CODEN: SKGKBP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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2001年に食品リサイクル法が施行され,食品関連事業者に対して発生する食品廃棄物の抑制と有効活用が義務付けられている。食品廃棄物を処理し,さらにエネルギー源として有効活用する手段として期待されているのがメタン発酵である。メタン発酵は嫌気性微生物の働きにより有機物からメタンガスを生成する微生物反応であるが,その反応は原料である有機物の質に左右され,特に難分解性である油は反応効率が悪い。食品廃棄物に含まれる油をメタン発酵に応用するためには,油を効率的にメタン発酵するための前処理技術の開発が必要である。これまでの検討により,油と排水汚泥を混合して好気的な微生物分解処理をすることにより,約50%の油が分解され,その一部が低級脂肪酸などの可溶性固形物として蓄積していることを確認している。本研究では,好気処理を施して前処理した油を実際にラボスケールのメタン発酵槽に投入し,バイオガス発生効率にどのような影響を及ぼすかを,油前処理物の配合比率とバイオガス発生量を比較し,油前処理物がメタン発酵に与える影響を評価した。予備試験の結果,廃食用油を20%投入した段階で。メタン発酵槽の中で廃食用油が発酵液と分離し,油膜として漂っていた。油前処理物を約25~30%配合してメタン発酵した場合,バイオガスの発生量は平均して820mL/g-TS/dまで増加し,その後,油前処理物の配合比率を25%まで徐々に増加させていくと,バイオガスの発生量は平均430mL/g-TS/dで安定したが,さらに配合比率が80%を超えた後は低下し続けた。しかも。80%以上の配合割合では消化液のTOCが増加し,メタン発酵が正常に行われなくなった。
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分類 (1件):
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生物燃料及び廃棄物燃料 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
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