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J-GLOBAL ID：201602205208376371   整理番号：16A0030560

ヒ素を含む排水の人工水路を用いた植物による浄化実験

著者 (6件)： 岡崎健治 (土木研 寒地土木研) ,  山崎秀策 (土木研 寒地土木研) ,  榊原正幸 (愛媛大 大学院理学研究院) ,  倉橋稔幸 (土木研 寒地土木研) ,  宍戸政仁 (土木研 寒地土木研) ,  宍戸政仁 (国土交通省 北海道開発局)
資料名： 寒地土木研究所月報  (土木研究所寒地土木研究所月報)
号： 751  ページ： 12-16  発行年： 2015年12月10日 
JST資料番号： G0057A  ISSN： 1881-0497  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本実験では,ヒ素を含む河川水と鉱山廃水を対象に,重金属等を吸収蓄積する植物のうちカヤツリグサ科マツバイを連続的に敷設した人工水路にヒ素の濃度の異なる試験水を流入させた後,浸出水とマツバイを採取し,それらに含まれるヒ素の濃度と含有量を測定した。ヒ素の濃度分析は,ろ過後,ICP質量分析法で行った。本実験の結果,人工水路を使用することで,マツバイへのヒ素の吸収蓄積と同時にマツバイの蒸散機能によって試験水自体を減少させるという複合した効果が期待できることが分かった。

シソーラス用語： *ヒ素 ,  試験 ,  実験 ,  水路 ,  河川水 ,  *鉱山排水 ,  *カヤツリグサ科 ,  浸出液 ,  ICP-MS分析 ,  濃度 ,  含有量 ,  蓄積 ,  *浄化 ,  重金属 ,  吸収
準シソーラス用語： *マツバイ ,  吸収蓄積 ,  *実験水路 ,  浸出水 ,  人工水路 ,  水理実験

分類 (2件)： 重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H)

引用文献 (11件)：

• 井上豊基・田本修一・伊東佳彦: 北海道内における自然由来重金属類の対策事例の現状と課題について, 平成23年度北海道開発局技術研究発表会, http://thesis.ceri.go.jp/db/giken/h23giken/JiyuRonbun/GT-25.pdf, 2012.
• 建設工事における自然由来重金属等含有岩石・土壌への対応マニュアル(暫定版), 同検討委員会, pp.72-84, 2010.
• 榊原正幸・蔵本 翔・岡﨑健治・伊東佳彦・大日向昭彦・竹花大介: セレンに富む残土排水のカヤツリグサ科マツバイによるファイトレメディエーション, 第18回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会, pp.225-228, 2012.
• 岡﨑健治・宍戸政仁・倉橋稔幸・榊原正幸: 植物による重金属等を含む排水の現場浄化実験, 土木学会第51回環境工学研究フォーラム講演集, pp.7-8, 2014.
• 榊原正幸・原田亜紀・佐野 栄・堀 利栄・井上雅裕: マツバイを用いたファイトレメディエーションによる重金属に汚染された水環境の浄化, 第12回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会講演集, pp.545-548, 2006.

タイトルに関連する用語 (5件)： ヒ素 ,  排水 ,  植物 ,  浄化 ,  実験