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J-GLOBAL ID：201602205356994114   整理番号：16A0052563

烏龍茶の亜臨界水抽出による効果

Effect for oolong tea by sub-critical water extraction

著者 (9件)： 呉媛媛 (浙江大学 茶学部) ,  横田正 (愛知学泉短期大学 食物栄養学科) ,  河合智也 (静岡大学 農学部) ,  木戸康嗣 (静岡大学 農学部) ,  高橋しほり (静岡大学 農学部) ,  宮下知也 (静岡大学 創造科学技術大学院) ,  杉浦敏文 (静岡大学 電子工学研究所) ,  屠幼英 (浙江大学 茶学部) ,  衛藤英男 (静岡大学 農学部)
資料名： 科学・技術研究  (Studies in Science and Technology)
巻： 4  号： 2  ページ： 213-217 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： F1019A  ISSN： 2186-4942  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年、烏龍茶は一般的な飲料の一つとなったが、烏龍茶製造工程において品質の悪い烏龍茶葉が未利用資源として多く存在している。これら低品質の烏龍茶葉を亜臨界水により抽出することで、香気成分などをはじめとした多くの成分を抽出することができ、高品質化に期待ができる。そこで、烏龍茶葉の熱水抽出サンプルと亜臨界水抽出サンプルとの官能評価、各成分の比較を行った。官能評価では亜臨界水抽出サンプルのほうが、熱水抽出サンプルよりも優れており、3 MPa、130 °Cでの抽出が最も良好であった。熱水抽出サンプルより凍結乾燥物重量は多く、タンパク質、総アミノ酸、グルコース、ガラクトース、マンノース含有量も多かった。また、烏龍茶に重要な香気成分であるリナロール、ゲラニオールおよびヘキサナールの量は顕著に上昇し、さらに脳波測定によりリラックス効果も確認された。これらの結果から、亜臨界水抽出は低品質の烏龍茶の高品質化に適していることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *ウーロン茶 ,  処理 ,  *抽出液 ,  *改良 ,  芳香成分 ,  官能検査 ,  抽出 ,  心理効果 ,  電気診断 ,  脳診断 ,  鎖状モノテルペン ,  脂肪族アルデヒド
準シソーラス用語： リラックス効果 ,  *亜臨界水処理 ,  官能評価 ,  香気成分 ,  *高品質化 ,  熱水抽出 ,  脳波検査

分類 (2件)： アルカロイドし好飲料  (FJ06030D) ,  食品の品質  (FJ01040F)

物質索引 (3件)： ゲラニオール ,  リナロール ,  ヘキサナール

タイトルに関連する用語 (2件)： 烏龍茶 ,  亜臨界水抽出