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J-GLOBAL ID：201602205638329407   整理番号：16A0242707

中規模都市圏を対象としたデマンドバスを用いる階層型協調交通システムの提案

A Propose of Hierarchical Cooperative Transport System Using Demand Responsive Vehicles for Mid-sized Metropolitan Area

著者 (5件)： 上原和樹 (琉球大 大学院理工学研究科) ,  赤嶺有平 (琉球大 工) ,  當間愛晃 (琉球大 工) ,  根路銘もえ子 (沖縄国際大 経済) ,  遠藤聡志 (琉球大 工)
資料名： 情報処理学会論文誌ジャーナル(Web)
巻： 57  号： 1  ページ： 89-99 (WEB ONLY)  発行年： 2016年01月15日 
JST資料番号： U0452A  ISSN： 1882-7764  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地方都市郊外における公共交通は主に固定路線バスが用いられるが,利便性の観点から利用者が減少傾向にある。このような現状において,デマンドバスは有効な交通手段として注目されているが,デマンドバスの経路計画問題は利用者の増加に従い計算コストが爆発的に増加することが知られている。本稿では,地方都市およびその郊外地域といった中規模都市圏におけるデマンドバスの経路計画を実時間内に行うため,階層型協調交通システムを提案する。評価実験においては,中規模都市圏である沖縄県那覇通勤圏をモデルに構築した道路ネットワークを用い,パーソントリップ調査に基づきトリップを生成してシミュレーションを行った。評価実験の結果,経路計画問題を階層化することで既存の経路計画手法よりも高速に経路計画できることを示した。さらに現行の固定路線バスとの比較に基づき提案システムの実現可能性について検討した。(著者抄録)

シソーラス用語： *中規模 ,  *都市圏 ,  *交通システム ,  *公共輸送 ,  階層構造 ,  システム ,  経路探索 ,  原価 ,  通勤圏 ,  道路網 ,  パーソントリップ調査 ,  路線バス
準シソーラス用語： *デマンドバス ,  階層 ,  協調システム ,  経路計画 ,  計算コスト ,  道路ネットワーク

分類 (3件)： 輸送方法・施設  (TB01070C) ,  都市交通  (TA01020W) ,  オペレーションズリサーチ一般  (KA03010Q)

引用文献 (22件)：

• 公益社団法人日本バス協会:2012 年版日本のバス事業 51 (2012).
• Paepe, W.E., Lenstra, J.K., Sgall, J., et al.: Computer Aided Complexity Classification of Dial-a-Ride Problems, INFORMS journal on Computing, Vol.16, No.2, pp.120-132 (2004).
• 上原和樹,赤嶺有平,當間愛晃,根路銘もえ子,遠藤聡志: デマンドバスと大型車両による協調型交通システムの提案,情報処理学会論文誌,Vol.56, No.1, pp.46-56 (2015).
• Cubillos, C., Rodriguez, N. and Crawford, B.: A Study on Genetic Algorithms for the DARP Problem, Lecture Notes in Computer Science, Vol.4527, pp.498-507 (2007).
• Cordeau, J.-F. and Laporte, G.: A tabu search heuristic for the static multi-vehicle dial-a-ride problem, Transportation Research Part B, Vol.37, No.6, pp.579-594 (2003).

タイトルに関連する用語 (6件)： 中規模 ,  都市 ,  階層 ,  協調 ,  交通 ,  提案