抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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IoT(Internet of Things)時代には数十億のセンサーやデバイスがインターネットに接続されるため,機動性,拡張性,効率などを理由にクラウド上でデータを収集,解析するケースが増えている。一方でパブリッククラウドの利用にはデータ漏洩のリスクを懸念する声も多い。我々は,クラウド上に秘匿分散しながらデータを分散収集することでプライバシ情報の漏洩リスクを低減しつつ非常に大規模なIoTデータの収集と統計指標の計算を可能にするm-cloud手法を提案してきた。一方,m-cloudにおけるデータ分割は障害や災害に伴う通信障害やデータ欠損に起因して無視できない誤差が発生しえる。本稿では障害時のエラー回避手法として分散トランザクションの仕組みを提案し,そのような場合であってもm-cloudによって正確な統計指標を得ることを目指す。(著者抄録)