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J-GLOBAL ID：201602207389087344   整理番号：16A0256679

光空間通信技術の新展開-海底から宇宙まで 適応型水中光無線通信の研究

著者 (2件)： 澤隆雄 (海洋研究開発機構) ,  LIN Xin (インターエナジー(横浜市))
資料名： 光学  (Japanese Journal of Optics)
巻： 45  号： 2  ページ： 55-61  発行年： 2016年02月10日 
JST資料番号： G0125B  ISSN： 0389-6625  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水中光無線通信は近・中距離での高速通信法として認識され,LEDを用いた光無線通信装置の研究が活発となっている。これらの高速通信は濁度の低いきれいな水で実現されているが,マリンスノーの存在する場合には,光の減衰率が高くなる。海水濁度に応じて適応的に通信制御を行う適応型光無線通信装置を開発している。水中光無線通信の役割を述べ,現在の水中ロボットの性能,水中機器間の通信とデータ回収法,青緑色光を用いた光無線通信技術などを説明した。また,波長自動切り替え型LED光無線通信装置の概要や試験結果なども述べた。試作した光無線通信装置は,手動にて波長と通信符号の選択を行っているが,受光強度を参照して波長と通信符号を変更する適応型水中光通信装置を開発する予定である。

シソーラス用語： *光通信 ,  空間 ,  光信号 ,  信号伝送 ,  海底 ,  宇宙空間 ,  *水中通信 ,  *無線伝送 ,  *発光ダイオード ,  懸濁物質 ,  比率 ,  減衰定数 ,  消光 ,  混濁度 ,  適応制御 ,  通信制御 ,  ロボット ,  水中 ,  光 ,  水中装置 ,  波長依存性 ,  切換 ,  光検出器
準シソーラス用語： マリンスノー ,  可視光高速通信 ,  減衰率 ,  *光空間通信 ,  光無線通信 ,  水中ロボット ,  青緑色光

分類 (1件)： 光通信方式・機器  (ND10000B)

引用文献 (13件)：

• N. G. Jerlov: Marine Optics, 2nd ed. (Elsevier, Amsterdam, 1976) pp. 69-72.
• M. Stojanovic: IEEE Oceanic Eng. Soc. Newsl., 41 (2006) 2-7.
• T. F. Wiener and S. Karp: IEEE Trans. Commun., 28 (1989) 1601-1607.
• F. Campagnaro, F. Favaro, P. Casari and M. Zorzi: "On the feasibility of fully wireless remote control for underwater vehicles," 48th Asilomar Conference on Signals, Systems & Computers (2014) pp. 33-38.
• J. B. Snow, J. P. Flatley, D. E. Freeman, M. A. Landry, C. E. Lindstrom, J. R. Longacre and J. A. Schwartz: Proc. SPIE, 1750 (1992) 419-427.

タイトルに関連する用語 (6件)： 光空間通信 ,  展開 ,  海底 ,  宇宙 ,  水中光無線通信 ,  研究