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J-GLOBAL ID：201602207478608366   整理番号：16A0242507

重いクォークの運動量拡散係数の非摂動的評価

Nonperturbative estimate of the heavy quark momentum diffusion coefficient

著者 (7件)： FRANCIS A. (York Univ., Ontario, CAN) ,  KACZMAREK O. (Univ. Bielefeld, Bielefeld, DEU) ,  LAINE M. (Univ. Bern, Bern, CHE) ,  LAINE M. (Univ. Helsinki, FIN) ,  NEUHAUS T. (FZ Juelich, Juelich, DEU) ,  OHNO H. (Univ. Tsukuba, Ibaraki, JPN) ,  OHNO H. (Brookhaven National Lab., New York, USA)
資料名： Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology  (Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology)
巻： 92  号： 11  ページ： 116003.1-116003.9  発行年： 2015年12月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 1550-7998  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 約1.5T_cの温度でのピュアーSU(3)プラズマ内で重いクォークの運動量拡散係数を評価した。大規模モンテカルロシミュレーションを,N³_sxN_τ=64³x16,80³x20,96³x24,144³x36,192³x48で行い,いわゆるカラー-電気虚数時間相関子の連続極限への外挿を行い,対応するスペクトル関数を評価することに関連した系統誤差を議論した。外挿したスペクトル関数は,対応するスペクトル関数に対する理論的に動機付けられた模型の助けを借りて解析した。零でない輸送係数に対する証拠を見つけ,模型仮定を反映する系統的不定性を取り入れ,κ=(1.8~3.4)T³を得た。これは,重いクォークが流体力学的フローに順応する時間スケールを特徴づける抵抗係数が,η^-1_D=(1.8~3.4)(T_c/T)²(M/1.5GeV)fm/cとなることを意味している。ここで,Mは重いクォークの運動学的質量を表わす。この結果はボトムクォークに当てはまり,また,いくらか大きな系統的不定性でチャームクォークに当てはまる。

シソーラス用語： クォークグルオンプラズマ ,  *重いクォーク ,  量子色力学 ,  シミュレーション ,  拡散係数 ,  輸送係数
準シソーラス用語： *QGP ,  モンテカルロシミュレーション ,  *格子QCD

分類 (3件)： 強い相互作用の模型  (BF02040W) ,  場の理論一般  (BF01021K) ,  流体動力学一般  (BC02010G)

タイトルに関連する用語 (5件)： 重いクォーク ,  運動量 ,  拡散係数 ,  摂動 ,  評価