抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ICT社会を支える時刻同期技術について解説した。コンピュータにおける時刻同期の利用用途は様々であるが,今後,ICT社会の進展に伴い,様々なシステムがネットワークを介して接続されるようになり,これらのシステムが必要とする時刻同期の範囲もますます拡大していく。本稿では,構築するシステムの時刻同期について,時刻同期を必要とする範囲を日本全国レベルに広げた場合に必要となる手法,および時刻同期精度の観点から時刻同期の基本的な手法について解説した。まず,基準時刻として協定世界時(UTC)について解説した。続いて,時刻同期の方式として,標準電波やGPSなどを利用する報時式とNTPやPTPなどによる従属同期式について利点や欠点も含めて概説した。また,うるう秒の扱いと今後についても述べた。さらに,事業所などへの実際の導入に向けた目安についてもまとめた。