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J-GLOBAL ID：201602208403804557   整理番号：16A0332609

ナノクリスタルセラミックス技術の深化 ガラスの不均一性によるナノ結晶化と機能性発現

著者 (3件)： 高橋儀宏 (Tohoku Univ.) ,  寺門信明 (Tohoku Univ.) ,  藤原巧 (Tohoku Univ.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 51  号： 4  ページ： 234-236  発行年： 2016年04月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 結晶化はガラスを前駆体とするセラミックの合成法の一種として認知されており,「結晶化ガラス法」として様々なセラミック製品の創製に利用されている。結晶化ガラスの応用においては,硝子の材料的特長を活かすと同時に,結晶材料の持つ機能性が要求される。本稿では,ガラスのナノ結晶化における不均一性と秩序化との関連,および不均一性を利用した機能性付与について解説した。1)ガラスの不均一性と結晶化:ガラスのランダム網目構造や結晶化前駆現象の理解,ガラスにおけるボソンピークの形状の変化,熱処理したガラスの透過型電子顕微鏡,電子回折,2)不均一性による機能化:結晶化前駆段階における構造秩序化,残光を利用した光電変換のタイムシフター,ナノ結晶化ガラスの残光減衰曲線,各種熱処理したガラスのナノ構造発展。

シソーラス用語： ナノ結晶 ,  *ガラス ,  ナノ構造 ,  ガラスセラミック ,  *結晶化 ,  不均一性 ,  規則化 ,  ネットワーク構造 ,  *ガラス構造 ,  非晶質 ,  太陽電池 ,  アフターグロー ,  熱処理 ,  微細構造
準シソーラス用語： *ナノクリスタル ,  ナノガラス ,  結晶化ガラス ,  機能性 ,  秩序化 ,  網目構造 ,  ボソンピーク ,  光電変換 ,  残光

分類 (2件)： ガラスの製造  (YC02020O) ,  ガラスの性質・分析・試験  (YC02030Z)

引用文献 (27件)：

• G. H. Beall and L. R. Pinckney, J. Am. Ceram. Soc., 82, 5-16 (1999).
• T. Yazawa, F. Machida, K. Oki, A. Mineshige and M. Kobune, Ceram. Int., 35, 1693 (2009).
• A. Sakamoto and S. Yamamoto, Int. J. Appl. Glass Sci., 1, 237-247 (2010).
• J. Ueda and S. Tanabe, J. Am. Ceram. Soc., 93, 3084-3087 (2010).
• A. Hayashi, K. Noi, A. Sakuda and M. Tatsumisago, Nat. Comm., 3, 856; DOI:10.1038/ncomms1843 (2012).

タイトルに関連する用語 (5件)： ガラス ,  不均一性 ,  ナノ結晶化 ,  機能性 ,  発現