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J-GLOBAL ID：201602208588330270   整理番号：16A0245359

高品質安定生産に向けた新たな肥培管理 日本ナシの施肥削減

著者 (1件)： 井戸亮史 (鳥取県園芸試)
資料名： 果実日本
巻： 71  号： 3  ページ： 48-52  発行年： 2016年03月15日 
JST資料番号： L0963A  ISSN： 0913-8242  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2000年以降,鳥取県における「二十世紀」の販売単価は300円/kgを下回ることが多い上に,生産費は上昇し続けているのに対し,窒素施肥量は約21kg/10aで高止まりしている。養液栽培によって1年間にわたって「ゴールド二十世紀」の硝酸態窒素吸収量を追跡したところ,吸収量は7月上旬にピークを迎え,11~3月にはほとんどゼロであった。一方,深さ40cmの土壌の硝酸態窒素濃度と,ライシメータにおける硝酸態窒素流亡量の推移から,11月に施用される元肥はナシ樹にほとんど利用されないと考えられた。9年前に開始した元肥無施用の圃場試験においては,果重,果色,果実糖度および新梢の成長は元肥を施用しなくても影響を受けていない。現地園での3~4年間の調査においても,元肥無施用によって施肥コストを約30~50%削減しても果実品質と樹体成長への影響は認められなかった。

シソーラス用語： *施肥 ,  鳥取県 ,  *窒素肥料 ,  基肥 ,  養液栽培 ,  硝酸態窒素 ,  養分吸収 ,  ライシメータ ,  流亡 ,  圃場試験 ,  重量 ,  色 ,  果実【器官】 ,  糖度 ,  枝 ,  植物成長 ,  現地調査 ,  品質 ,  *ナシ
準シソーラス用語： 果実品質 ,  果重 ,  果色 ,  元肥 ,  新梢 ,  日本ナシ

分類 (2件)： 果樹  (FC03042G) ,  施肥法・肥効  (FB05030Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： 品質安定 ,  肥培管理 ,  日本 ,  ナシ ,  施肥