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J-GLOBAL ID:201602208627865292   整理番号:16A0243297

御嶽山2014年噴火に先行する準備的過程:精密水準測量からの考察

Preparatory process preceding the 2014 eruption of Mount Ontake volcano, Japan: insights from precise leveling measurements
著者 (16件):
資料名:
巻: 68  号: Jan  ページ: 68:9 (WEB ONLY)  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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2014年の御嶽山噴火に先行する準備的活動が,精密水準測量を用いて検出された垂直変動から推定された。火山体の東部山腹において顕著な隆起(2006-2009)と沈降(2009-2014)が認められた。2014年の噴火を含む2009年と2014年の間の沈降は深度2.5kmにおけるシル状伸張クラックによるものと考えられる。垂直変動から力源モデルを推定しこれを用いて2014年噴火に先行する準備過程を考察した。その結果,2014年の噴火を含む2009年と2014年の間の沈降は深度2.5kmにおけるシル状伸張クラックによるものと考えられる。この伸張クラックは噴火の前に膨張し2014年の活動の間に収縮したであろう。2006年から2009年にかけての隆起を説明するために二つの伸張モデルを用いた。浅部クラックの形状はシル状伸張クラックと推定され,深部クラックは長さ2km,幅4.5kmで深さ3kmと推定された。2006年に山腹で明らかな隆起が始まると地震活動が続き,2007年に小規模水蒸気爆発が発生した。2013年8月の部分的に行われた水準測量の結果から,隆起は山頂エリアにおける地震活動を伴わずに2013年8月まで継続したと推定される。2006年から2006年にかけての隆起に基づけば,マグマは2006年12月に山頂直下へ急速に上昇し,深部と浅部の伸張クラックは2006年から2013年の間に拡張した。2007年から2013年の間の拡張クラックの存在はこれまでの研究では推定されていなかった。2014年9月27日に水蒸気爆発が発生しそれに続く活動により浅部クラックは収縮したと考えられる。
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分類 (2件):
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測地学  ,  地球熱学,火山物理学 
引用文献 (37件):
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