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J-GLOBAL ID：201602208879444575   整理番号：16A0234814

安全文化診断手法の開発とその適用-石油・化学産業等大規模設備を有する事業所を中心として-

An Applicational Study of Safety Culture Assessment Techniques into Large Scale Process Plants Focusing on Petrochemical Industries

著者 (3件)： 東瀬朗 (慶応大 大学院システムデザイン・マネジメント研究科) ,  三木卓典 (慶応大 大学院システムデザイン・マネジメント研究科) ,  高野研一 (慶応大 大学院システムデザイン・マネジメント研究科)
資料名： 安全工学  (Journal of Japan Society for Safety Engineering)
巻： 55  号： 1  ページ： 49-63  発行年： 2016年02月15日 
JST資料番号： F0587A  ISSN： 0570-4480  CODEN： ANKOBG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,石油精製・化学などに代表される大規模プロセス産業界の事業所では,安全文化の醸成レベルが労働災害及び重大な産業事故の発生に重要な役割を果たすことが認識されてきた。しかしながら安全文化の構成要素や重要な視点は産業界ごとに理解が異なり,その診断手法には未だ多くの課題がある。本研究においては,石油精製・化学産業を中心とした大規模プロセス産業に適用可能な事業所の安全文化を評価・可視化できる診断手法の開発を目指し,安全文化の8軸モデルに基づく110問のアンケートを作成し,火力発電所・石油精製・化学・ゴムなどの産業に属する86事業所9647名から有効な回答を得た。その結果,本質問紙調査の結果から算出された安全文化総合指標が安全パフォーマンス(労働災害・設備災害)と負の相関を示すこと,並びに本診断が事業所の安全施策立案を効果的に行うための支援ツールとして活用できることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 化学プラント ,  *文化 ,  *プロセス工業 ,  アンケート ,  労働災害 ,  発電所 ,  石油精製プラント ,  *安全文化 ,  火力発電所
準シソーラス用語： アンケート調査

分類 (1件)： 安全管理  (KB06000D)

引用文献 (19件)：

• International Nuclear Safety Advisory Group, The Chernobyl Accident: Updating of INSAG-1, International Atomic Energy Agency, Vienna, INSAG-7 (1992)
• Loos,François et al,フランス国民議会報告3559号(2002)'
• U.S. Chemical Safety and Hazard Investigation Board, Investigation Report: Refinery Explosion and Fire, Report No. 2005-04-I-TX (2007)
• Baker, James et al, The Report of the BP U.S. Refineries Independent Safety Review Panel (2007)
• 石油コンビナート等における災害防止対策検討関係省庁連絡会議,石油コンビナート等における災害防止対策検討関係省庁連絡会議報告書(2014)

タイトルに関連する用語 (9件)： 安全文化 ,  診断 ,  手法 ,  開発 ,  石油 ,  化学産業 ,  大規模 ,  設備 ,  事業