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J-GLOBAL ID:201602209174765441   整理番号:16A0152658

ALOS-2のScanSARベースの干渉画像から明らかになった2015年ネパール,ゴルカ地震の詳細な地殻変動と断層破壊

Detailed crustal deformation and fault rupture of the 2015 Gorkha earthquake, Nepal, revealed from ScanSAR-based interferograms of ALOS-2
著者 (3件):
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巻: 67  号: Dec  ページ: WEB ONLY  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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陸域観測技術衛星2号(ALOS-2)のLバンドデータのScanSARベースの干渉画像分析を適用することにより,2015年ゴルカ地震に対して広域分布した地表変位を検出することに成功した。主要な変位領域は,東西方向に約160kmの長さで延びており,1mを超える地表変位を伴った最も集中した地殻変動は,東カトマンズから20~30km東方に位置した。上りと下りデータを組み合わせることにより推定された擬似垂直変位は,最大で約1.4mの隆起を示した。筆者らは,滑り分布モデルを構築するために,本震(モーメントマグニチュード(Mw)7.8)と最大余震(Mw7.3)の両方を含む合成開口レーダ干渉(InSAR)データの逆解析を行った。筆者らのモデルは,最大で約6mの滑り量を持つほぼ純粋な逆断層運動を示し,また,空間的な広がりは,沈み込み傾斜方向に沿って地表から50~100kmの距離内に分布した。滑りの沈み込み傾斜方向の端部は,以前の研究で測地的に推定された地震間結合領域のそれと全く一致した。一方,プレート境界が完全に固着していたと考えられている事実にもかかわらず,浅部に有意な滑りが存在しないことは,そこになお断層滑りの可能性が残っていることを示唆しているといえる。滑り分布は,東部で不自然に分岐しており,そして筆者らは,Mw7.3地震のちょうど西側に約10kmの半径を持った鮮明な切り口の滑り欠損領域を特定することができ,ここでは,滑り量が最大でもわずか20cmにしか達しない。この領域は,おそらく逆断層の滑りを促進すべき強いせん断応力に供されているはずである。滑りの不均質性が,地震や非地震性事象によって平滑化されるかどうかを筆者らは知らないが,将来的にはMw約7.0に相当する断層滑りを生成する可能性がある。
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分類 (2件):
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地震の物理的性質  ,  測地学 
引用文献 (38件):
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