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J-GLOBAL ID：201602209183864908   整理番号：16A0239305

電子・電気材料/機能性材料および装置 リチウムイオン電池材料の充放電中挙動のその場観察技術

Electronic and Electric technologies (Advanced Materials and Apparatuses) In-situ Observation of Lithium-ion Battery Material during Charging and Discharging Processes

著者 (4件)： 鈴木康平 (コベルコ科研) ,  岡本嘉紀 (コベルコ科研 物理解析セ) ,  射場邦夫 (コベルコ科研) ,  中道大介 (コベルコ科研)
資料名： R&D神戸製鋼技報  (R&D/神戸製鋼技報)
巻： 65  号： 2  ページ： 98-102  発行年： 2015年09月30日 
JST資料番号： F0164A  ISSN： 0373-8868  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リチウムイオン二次電池はその高容量,高エネルギー密度ゆえ,その用途が拡大している。その一方,さらなる大容量化への要求は強く,構成材料や構造の研究開発が続けられている。そこで本稿では,リチウムイオン電池を充放電しながら電極材料の観察を行う「その場観察」技術について述べた。まず,リチウムイオン電池の観察技術について,走査型電子顕微鏡による観察技術(注意点:試料を大気に触れさせない),その場観察技術(利点を紹介),その場観察用SEM試料台の開発(充放電回路を内蔵したSEM試料台),以上を述べた。次に,リチウムイオン電池電極材料のその場観察事例について,1)シリコン系負極材料の充電中挙動:シリコン/リチウム反応は界面にて進行(未反応リチウムが相当量残っている),2)固体電解質中のリチウムの析出挙動:充電の初期,リチウム析出は時間とともに増加して飽和,以上,その場観察で分かったことを紹介した。

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  *その場観察 ,  走査電子顕微鏡 ,  試料台 ,  充放電サイクル ,  ケイ素 ,  電極材料 ,  アノード ,  固体電解質 ,  リチウム ,  析出 ,  時間依存性
準シソーラス用語： シリコン ,  リチウムイオン二次電池 ,  走査型電子顕微鏡 ,  負極【電池系】

分類 (1件)： 二次電池  (YB04030K)

引用文献 (5件)：

• 特願2011-271613.
• M. N. Obrovac et al. Electrochemical and Solid-State Letters. 7 (5) A93-A96 (2004)
• 岡本嘉紀.日本顕微鏡学会第70回記念学術講演会予稿集(12pmB_SM4-09).千葉,2014年.
• 田島榮.電気化学通論.共立出版,1953.
• Sagane et al.J.Power Source.225(2013)245-250.

タイトルに関連する用語 (7件)： 電子 ,  電気材料 ,  機能性材料 ,  リチウムイオン電池 ,  充放電 ,  挙動 ,  その場観察