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J-GLOBAL ID：201602209633308857   整理番号：16A0189173

二酸化チタンナノ粒子の異なる結晶形態と表面修飾により媒介された酸化ストレスの比較

Comparison of Oxidative Stresses Mediated by Different Crystalline Forms and Surface Modification of Titanium Dioxide Nanoparticles

著者 (6件)： EL-SAID Karim Samy (National Inst. for Materials Sci. (NIMS), Ibaraki, JPN) ,  EL-SAID Karim Samy (Tanta Univ., Tanta, EGY) ,  ALI Ehab Mostafa (Tanta Univ., Tanta, EGY) ,  KANEHIRA Koki (TOTO Ltd. Res. Inst., Kanagawa, JPN) ,  TANIGUCHI Akiyoshi (National Inst. for Materials Sci. (NIMS), Ibaraki, JPN) ,  TANIGUCHI Akiyoshi (Waseda Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Nanomaterials (Web)  (Journal of Nanomaterials (Web))
巻： 2015  ページ： 703632 (WEB ONLY)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U7011A  ISSN： 1687-4110  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 二酸化チタンナノ粒子(TiO₂ NP)は幅広い応用のために世界中で製造されている。TiO₂の結晶形態にはアナターゼとルチルがあり,それらは異なる物理的と化学的特性をもつ。既にDNA損傷応答の増加がルチルと比較してアナターゼ結晶形態により媒介されることを実証した。本稿では,TiO₂ NPとポリエチレングリコール(PEG)を結合させ,その遺伝子毒性を減少させ,TiO₂ NPの異なる結晶形態に悪性肝癌細胞株(HepG2)を曝したときのDNA損傷の細胞性機構に関する情報を得るためのいくつかの酸化ストレスパラメータを評価した。その結果,ルチルと比較してアナターゼ形態のTiO₂ NPが酸化ストレスをより多く媒介することを示した。一方,PEG修飾TiO₂ NPはTiO₂ NPと比較して酸化ストレスを有意に減少させた。これらのデータにより,TiO₂ NPの遺伝子毒性が結晶形態と表面修飾により変化することを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ナノ粒子 ,  *酸化チタン ,  *酸化ストレス ,  *結晶形態 ,  表面改質 ,  遺伝毒性 ,  アナターゼ ,  ルチル ,  ポリエチレンオキシド ,  DNA損傷 ,  *二酸化チタン ,  肝癌細胞

分類 (3件)： 原子・分子のクラスタ  (BH09030O) ,  人間に対する影響  (EE05050C) ,  結晶学一般  (BK05010Z)

タイトルに関連する用語 (4件)： 酸化チタンナノ粒子 ,  結晶形態 ,  表面修飾 ,  酸化ストレス