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J-GLOBAL ID：201602209649996460   整理番号：16A0259866

地震時におけるLNG地下タンク躯体の耐荷機構

LOAD-CARRYING MECHANISMS OF IN-GROUND LNG STORAGE TANKS AGAINST SEISMIC MOTION

著者 (4件)： 原田光男 (東京電力株式会社 建設部) ,  鬼束俊一 (東京電力株式会社 広野火力建設所) ,  山谷敦 (東電設計株式会社 土木本部) ,  松尾豊史 (電力中央研究所 地球工学研究所構造工学領域)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 67  号： 3  ページ： 517-529 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,地震の作用を受けるLNG地下タンク躯体の耐荷機構を明らかにするため,実機タンク躯体を模擬した縮尺模型を用いて正負交番多方向水平載荷実験を行った.その結果,変位方向と平行となるウェブにおいてひび割れたコンクリートが圧縮ストラットを形成し,卓越断面力である面内せん断力に抵抗すること,最終的にはウェブ中腹部にひずみの局所化領域を形成し,応力の伝達が阻害され軟化に至ることが分かった.また,これらの現象を,材料の非線形性を考慮した3次元FEM解析によって精度良く再現できることを確認するとともに,コンクリートの主圧縮ひずみを1つの指標として変形性能を評価できることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *燃料タンク ,  *液化天然ガス ,  骨組 ,  模型試験 ,  縮尺模型 ,  繰返し試験 ,  載荷試験 ,  繰返し荷重 ,  ウェブ【構造】 ,  剪断力 ,  歪 ,  数値解析 ,  有限要素法 ,  圧縮 ,  *地下貯蔵 ,  耐震性 ,  耐荷力 ,  地震動 ,  大規模 ,  地中構造物
準シソーラス用語： LNGタンク ,  レベル2地震動 ,  圧縮歪 ,  三次元FEM解析 ,  正負交番載荷試験 ,  耐荷重能力

分類 (1件)： その他の特殊構造物  (RA05020W)

引用文献 (12件)：

• 1) 日本瓦斯協会:LNG地下式貯槽指針,2002.3
• 2) 原田光男,鬼束俊一,足立正信,松尾豊史:円筒型鉄筋コンクリート構造物の変形性能に関する実験的研究,コンクリート工学年次論文報告集,Vol. 23,No. 3,pp. 1129-1134,2001.
• 3) 北田義夫,西川孝夫,上村一憲:ひびわれを有するRC平板の軸力・せん断力組合せ応力下のせん断挙動(その3.試験結果の概要),日本建築学会大会学術講演梗概集,pp. 361-362,1999.9
• 4) 渡辺伸和:耐荷メカニズムに基づいたLNG地下タンクの設計合理化,高知工科大学博士論文,2003.9
• 5) 中野正文:技術展望・LNG地下タンク建設技術の変遷と最近の技術開発,土木学会論文集,No. 679/VI-51,pp. 1-20,2001.6

タイトルに関連する用語 (4件)： 地震 ,  LNG ,  地下タンク ,  躯体