文献

J-GLOBAL ID：201602210193121960   整理番号：16A0371107

気候変動に対応した循環型食料生産等の確立のためのプロジェクト-気候変動に適応したイネ科作物品種・系統の開発-第1編 環境変動に適応した水稲品種の開発 第2章 高温耐性遺伝子の機能解析 4 精密温度制御を用いた乳白粒発生の分子生理機構と遺伝要因の解明

著者 (1件)： 塚口直史 (石川県大 生物資源環境)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 554  ページ： 72-75  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)コシヒカリ/Kasalath染色体断片置換系統群からの高温下での乳白粒発生抑制に関する有望系統の選抜と高温耐性評価法の確立:コシヒカリ/Kasalath染色体断片置換系統群からSL204が高温下で乳白粒発生が抑制されること及び30°Cで登熟させることにより安定的に評価できることがわかった。ただしSL204は小粒化遺伝子も持つ。(イ)SL204における高温下での乳白粒発生抑制に関与する領域の絞込み及び乳白粒発生抑制と小粒化に関与する領域の切り離し:SL204の乳白粒発生抑制に関与する領域は少なくとも二つあることがわかり,このうちRM5340近傍の領域は小粒化にも関与したが,RM6616からRM3703の領域は小粒化に関与せず乳白粒発生を抑制し,その領域をさらに絞り込むことができた(RM12521近傍)。(著者抄録)

シソーラス用語： 高温 ,  *被害粒 ,  品質 ,  味 ,  機構 ,  *イネ ,  コシヒカリ ,  植物タンパク質 ,  遺伝子 ,  DNA損傷 ,  染色体異常 ,  *米 ,  生理学 ,  分子生物学
準シソーラス用語： 玄米品質 ,  高温耐性遺伝子 ,  食味品質 ,  染色体断片化 ,  耐性遺伝子 ,  貯蔵蛋白質 ,  *乳白粒 ,  分子機構 ,  分子生理学

分類 (2件)： 作物の品種改良  (FC02030G) ,  稲作  (FC03020C)

引用文献 (2件)：

• Ebitani T, Takeuchi Y, Nonoue Y, Yamamoto T, Takeuchi K, and Yano M. (2005) Construction and evaluation of chromosome segment substitution lines carrying overlapping chromosome segments of indica rice cultivar ‘Kasalath' in a genetic background of japonica elite cultivar ‘Koshihikari’. Breed. Sci. 55: 65-73.
• International Rice Genome Sequencing Project. (2005) The map-based sequence of the rice genome. doi: 10.1038/nature03895.

タイトルに関連する用語 (19件)： 気候変動 ,  循環 ,  食料生産 ,  プロジェクト ,  適応 ,  イネ科 ,  作物 ,  品種 ,  系統 ,  開発 ,  環境変動 ,  水稲 ,  耐性遺伝子 ,  機能解析 ,  温度制御 ,  乳白粒 ,  分子 ,  生理 ,  遺伝要因