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J-GLOBAL ID：201602210403966411   整理番号：16A0297266

SMILES大気観測によるClO+HO₂→HOCl+O₂反応速度定数の直接的推定

Direct estimation of the rate constant of the reaction ClO + HO₂ → HOCl + O₂ from SMILES atmospheric observations

著者 (8件)： KURIBAYASHI K. (Tokyo Inst. of Technol., Kanagawa, JPN) ,  KURIBAYASHI K. (National Inst. of Information and Communications Technol. (NICT), Tokyo, JPN) ,  SAGAWA H. (National Inst. of Information and Communications Technol. (NICT), Tokyo, JPN) ,  LEHMANN R. (Alfred Wegener Inst. for Polar and Marine Res., Potsdam, DEU) ,  SATO T. O. (Tokyo Inst. of Technol., Kanagawa, JPN) ,  SATO T. O. (National Inst. of Information and Communications Technol. (NICT), Tokyo, JPN) ,  KASAI Y. (Tokyo Inst. of Technol., Kanagawa, JPN) ,  KASAI Y. (National Inst. of Information and Communications Technol. (NICT), Tokyo, JPN)
資料名： Atmospheric Chemistry and Physics (Web)  (Atmospheric Chemistry and Physics (Web))
巻： 14  号： 1  ページ： 255-266 (WEB ONLY)  発行年： 2014年01月 
JST資料番号： U7039A  ISSN： 1680-7316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2009年10月12日より2010年4月21日の期間,ClO,HO₂,HOClの日変動を超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(SMILES)により同時観測した。大気上層におけるHOCl日変化の初めての観測である。HOCl生産の主要な反応は極外領域においてClO+HO₂→HOCl+O₂(反応(R1))である。モデル研究は,中間圏において,これが夜間のHOCl量に影響を与える唯一の反応であることを示唆する。純粋反応期間の評価をCl_y化学システムにおいて反応(R1)のみが生じる場合につき,SMILES観測データからのClOロス速度とHOCl生成速度一致のチェックより実施した。秋季中緯度地域(20-40°,2010年2月-4月),夜間(ローカルタイムとして18:30-04:00)における0.28hPa(高度約58km)の圧力レベルでのSMILESデータが,速度定数k1の推定に適していることがわかった。SMILES観測より得られた速度定数はk₁(245K)=(7.75±0.25)×10^-12cm³分子^-1s^-1である。この結果は,同様の低圧力条件に対して室内実験とab initio計算からの結果と一致する。

シソーラス用語： 計算 ,  *反応速度定数 ,  スペクトロスコピー ,  *塩素酸 ,  中間圏 ,  観測 ,  *酸化塩素 ,  *大気化学 ,  大気汚染物質
準シソーラス用語： ab initio計算 ,  オゾン層破壊物質 ,  サブミリ波分光法 ,  衛星観測

分類 (3件)： 成層圏・中間圏  (DC04040D) ,  対流圏・成層圏の地球化学  (DD01020P) ,  無触媒気相反応  (CB06050Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： SMILES ,  大気観測 ,  反応速度定数 ,  推定