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J-GLOBAL ID:201602210525267140   整理番号:16A0265231

Phytophthora capsiciが感染した赤トウガラシの茎の,カチオン類及びアニオン類の含量と細胞壁構造の特徴

Contents of Cations and Anions and Characterization of Stem Cell Wall Structures on Stem of Red Pepper Plants Infected by Phytophthora capsici
著者 (6件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 23-28  発行年: 2016年02月29日 
JST資料番号: S0238B  ISSN: 0023-6152  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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赤トウガラシの疫病は,細胞壁を崩壊させる酵素及びペクチンの加水分解を触媒するヒドロラーゼであるポリガラクツロナーゼ(PGs)を分泌する卵菌Phytophthora capsiciによって引き起こされる致命的な病害である。本研究では,P. capsiciが感染した赤トウガラシの茎のカチオン類及びアニオン類の含量と細胞壁構造の変化について調査した。この調査に当たって,赤トウガラシの皮を剥いた茎に,21Gの針を付けた注射器を用いて,P. capsiciの遊走子を接種した。茎の細胞壁構造は,菌接種の有無別に,光学顕微鏡を用いて観察した。P. capsici接種による蛋白質含量及びPGs活性の変化,及び菌接種の有無別の茎のカチオン類及びアニオン類の含量も調査した。その結果,菌無接種の正常な赤トウガラシ植物体では,P. capsiciの菌糸及び破壊された細胞壁構造のいずれもが見られなかったが,菌接種して疫病の症状が見られた植物体では,それらのいずれもが見られた。しかし,疫病の病徴が見られない植物体のいくつかでは,破壊された細胞壁構造は見られなかったが,P. capsiciの菌糸が見られた。カチオン類の含量の多さの順は,菌接種の有無によって違いがなく,K>Ca>Mg≒Na>Al>Feの順であった。そして,K,Ca,Mgの含量は,菌を接種した植物体の方が多く,Caの含量の場合は約2倍であった。アニオン類の場合も,多さの順は同様で,Cl->NO3->PO43->SO42-であり,NO3--N及びSO42--Sの含量は,菌接種した植物体の方が,それぞれ,無接種の場合のほぼ7.3倍及び1.75倍と多かった。これらのことから,K,Ca,NO3-,SO42-は,赤トウガラシの疫病を引き起こす原因と推察された。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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菌類による植物病害  ,  植物の生化学  ,  植物形態学・解剖学 
引用文献 (27件):

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