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J-GLOBAL ID:201602210735605382   整理番号:16A0365988

低コスト・省力化,軽労化技術等の開発-水田最大限活用のための低コストな用排水機能管理・最適化技術の開発-第2章 高度化された水田群の最大限活用のための事業地区規模での用排水の最適管理 1 高度化された水田群の広域用排水特性および用水需要構造の解明

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号: 550  ページ: 43-50  発行年: 2016年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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(ア)水田群の広域用排水特性の解明:平坦な水田地帯である事業地区において,地下水位制御システムを活用した水田ほ場又は水田群における転作時・水稲作時の用水量,排水量,減水深の観測を通じ,これらの用排水特性として以下が明らかになった。a 水稲栽培においては,乾田直播栽培ほ場の用水量が代かきを行う湛水直播や移植と比較して大きかったが,栽培管理作業(畦塗・鎮圧)により大きく抑制された。営農作業による影響は大きく,実態把握の重要性が指摘された。b 大豆栽培の用水需要量は,高い地下水位を反映して一定制御時でもあまり大きくなかった(2~3mm/日)。一方,河岸段丘にある別地区での地下水位一定制御時の用水量は2~6mm/日であった。地形の異なる二つの事業地区の結果から,大豆栽培の用水需要量は,畑地かんがい用水量として採用される値(3~5mm/日)に近く,平坦地ではやや低いことが推察された。c 様式の異なる水稲栽培と転換畑が混在する地区において,広域における用水の最大需要が発生するのは,中干し後と考えられた。d 大豆栽培を含む転作時の大雨時排水特性として,排水路水位が低い場合には,従前とは異なる高い地下排水率(80%以上)が観測された。これは,弾丸暗渠が1m間隔で施工されている地下水位制御システムに特徴的な排水特性と推察された。e 河岸段丘にある別地区での観測結果から,システムの水位制御機能による個々の水田における節水効果が,水田群にもあてはまることが示唆された。これにより,個々の水田とこれらを総合した水田群の用水量パターンは異なる場合があるが,平均した単位用水量は両者で同様な傾向のあることが推察された。(イ)水田群の広域用水需要構造の解明:地下水位制御システム未導入の水稲単作地区及び水稲・麦・大豆のブロックローテーション地区の用水パターンは,両者とも中干し期を挟む用水利用が明確なパターンであり,実態として転換畑に用水を配分していないことがわかった。...(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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稲作  ,  栽培的防除  ,  農業土木 
タイトルに関連する用語 (15件):
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